「体調ガチャ」は運ではない。予測できる現象だ。

フェーズ1.5:リソース管理と燃費改善

はじめに:波に振り回されない回復戦略

回復期に多くの人が口にする言葉があります。

「今日は動けるか、動けないか分からない」
「調子は朝起きてみないと分からない」

いわゆる「体調ガチャ」です。

しかし、ある段階を越えたとき、私は気づきました。

この波は、ランダムではない
予兆があり、パターンがあり、対処ができる

波をゼロにすることはできません。
けれど、大きくなる前に察知し、被害を最小化することはできる

この記事では、
これまでに蓄積してきた「客観データ」を使い、

  • 体調の波を予測し
  • 先回りで行動を変え
  • 再び大きく崩れないための運用方法

を、論理的に解説します。

体調の波は「データ」でできている

まず大前提として、
体調の波は 気分や根性論で起きているわけではありません

波は、

  • 特定の思考状態
  • 特定の行動量
  • 特定の生活条件

が重なったときに、必ず同じ形で現れます

つまり、

波 = トリガー(引き金)+ 身体の反応

です。

このトリガーを見つけるために必要なのが、
これまで作ってきた 2種類の記録です。

  • 思考の交通整理の記録
  • ざっくりした体調レベルの記録

感覚ではなく、データとして見る
ここから「体調ガチャ」は卒業できます。

実践:体調の波を「予測可能な形」に変える

ステップ1:既存データを統合する

新しく難しいことをする必要はありません。
すでに持っている記録を、並べるだけです。

1日ごとに、以下を同じ場所に書きます。

  • 体調レベル(5段階でOK)
  • 思考の交通整理で出てきた「信号」の数
  • 睡眠時間(ざっくり)
  • その日に行った主な活動(外出・人と会う等)

完璧さは不要です。
雑でいいから、続けることが最優先です。

ステップ2:トリガー(予兆)を見つける

数日〜数週間分たまってくると、
必ず「共通点」が見えてきます。

たとえば──

パターンA(思考系)

  • 条件:
     思考の信号が3日連続で多い
  • 結果:
     その2日後に、強い消耗感が出る

👉 結論:
「思考の渋滞の連続」が最大の予兆

パターンB(行動系)

  • 条件:
     睡眠が少ない翌日に、対人活動が重なる
  • 結果:
     その日の夕方〜翌日に大きく崩れる

👉 結論:
「睡眠不足+対人」がトリガー


重要なのは、
予兆は必ず“前”に出ているという事実です。

気づけなかったのではなく、
見える形になっていなかっただけです。

応用:トリガーに合わせた行動計画を作る

トリガーが分かったら、次は「行動ルール化」です。

緊急行動計画(トリガー発動時)

トリガーが出た瞬間に、
何を「しないか」を決めておきます。

  • 外出や複雑な作業は即キャンセル
  • 情報過多になるものを遮断
  • 判断が必要なことは先送り

ここで重要なのは、
自分を責めないための“正当な理由”を用意することです。

「今日は回復を守る日」
それで十分です。

安定期の行動計画(普段の運用)

波を大きくしないために、
日常も少し変えます。

  • 行動量は「最大値」ではなく「平均値」で設定
  • 調子が良くても、あえてブレーキを踏む
  • 何もしない時間を、予定として組み込む

これは一見、損をしているように感じます。

しかし結果として、

波が小さくなり
回復が安定し
長く前に進める

という形で返ってきます。

まとめ:体調ガチャは卒業できる

波に飲み込まれるのは、
自分の出している「予兆」を知らないからです。

  • 思考を可視化し
  • 行動をデータ化し
  • トリガーを見つけ
  • 先に動きを変える

これが、
再び大きく崩れないための、最も論理的な回復運用です。

体調は運ではありません。
管理できるリソースです。