はじめに:波に振り回されない回復戦略
回復期に多くの人が口にする言葉があります。
「今日は動けるか、動けないか分からない」
「調子は朝起きてみないと分からない」
いわゆる「体調ガチャ」です。
しかし、ある段階を越えたとき、私は気づきました。
この波は、ランダムではない
予兆があり、パターンがあり、対処ができる
波をゼロにすることはできません。
けれど、大きくなる前に察知し、被害を最小化することはできる。
この記事では、
これまでに蓄積してきた「客観データ」を使い、
を、論理的に解説します。
体調の波は「データ」でできている
まず大前提として、
体調の波は 気分や根性論で起きているわけではありません。
波は、
が重なったときに、必ず同じ形で現れます。
つまり、
波 = トリガー(引き金)+ 身体の反応
です。
このトリガーを見つけるために必要なのが、
これまで作ってきた 2種類の記録です。
- 思考の交通整理の記録
- ざっくりした体調レベルの記録
感覚ではなく、データとして見る。
ここから「体調ガチャ」は卒業できます。
実践:体調の波を「予測可能な形」に変える
ステップ1:既存データを統合する
新しく難しいことをする必要はありません。
すでに持っている記録を、並べるだけです。
1日ごとに、以下を同じ場所に書きます。
完璧さは不要です。
雑でいいから、続けることが最優先です。
ステップ2:トリガー(予兆)を見つける
数日〜数週間分たまってくると、
必ず「共通点」が見えてきます。
たとえば──
パターンA(思考系)
- 条件:
思考の信号が3日連続で多い - 結果:
その2日後に、強い消耗感が出る
👉 結論:
「思考の渋滞の連続」が最大の予兆
パターンB(行動系)
- 条件:
睡眠が少ない翌日に、対人活動が重なる - 結果:
その日の夕方〜翌日に大きく崩れる
👉 結論:
「睡眠不足+対人」がトリガー
重要なのは、
予兆は必ず“前”に出ているという事実です。
気づけなかったのではなく、
見える形になっていなかっただけです。
応用:トリガーに合わせた行動計画を作る
トリガーが分かったら、次は「行動ルール化」です。
緊急行動計画(トリガー発動時)
トリガーが出た瞬間に、
何を「しないか」を決めておきます。
ここで重要なのは、
自分を責めないための“正当な理由”を用意することです。
「今日は回復を守る日」
それで十分です。
安定期の行動計画(普段の運用)
波を大きくしないために、
日常も少し変えます。
これは一見、損をしているように感じます。
しかし結果として、
波が小さくなり
回復が安定し
長く前に進める
という形で返ってきます。
まとめ:体調ガチャは卒業できる
波に飲み込まれるのは、
自分の出している「予兆」を知らないからです。
これが、
再び大きく崩れないための、最も論理的な回復運用です。
体調は運ではありません。
管理できるリソースです。

