はじめに:フェーズ2のゴール
全5回にわたってお届けしてきた
「主観の再起動」シリーズ。今回が最終回です。
ここまでで、私たちは次の設計を揃えてきました。
これらが揃ったとき、
あなたの脳内で起きている変化。
それが、
論理と感情のハイブリッド駆動の開始です。
ハイブリッド・エンジンの完成形
これまでの私たちは、
どちらか一方しか使えていませんでした。
- かつて:
感情(恐怖・義務感)だけで走り、制御を失っていた - フェーズ1:
論理だけで生存し、感情を停止していた
フェーズ2の完了形は、そのどちらでもありません。
感情が
「これをやりたい!」
という高出力なエネルギーを生み出し、
論理がそれを
現実的・持続可能なルートに変換して出力する。
これが、
機能特化脳(除雪車)の本来の運用形態です。
もう「雑用ヒーロー」になる必要はない
あなたの馬力は、
に搭載されたものではありません。
除雪車(あなた)の任務は、
あなたが望む道を切り拓くことです。
その結果として道ができ、
後ろから来る誰かが助かることはあってもいい。
しかし、
最初から「誰かのため」に使う必要はない。
ハイブリッド駆動の内部シミュレーション
統合された脳内では、
次のような高速通信が行われます。
🔥 感情(燃料)
「これをやりたい!」
🧠 論理(制御)
「了解した。ただし、今の条件ではリスクが高い」
🧠 論理(再設計)
「段階的ルートを組む。面倒な計算は私がやる」
🔥 感情(燃料)
「それなら、続けられる!」
感情は殺されず、
論理に守られながら走り続けます。
自己犠牲システムの完全終了
Satsuki式メソッドのゴールは、
「楽になること」ではありません。
自己犠牲を前提とした生存OSを、完全に終了させることです。
あなたが自分の感情を満たすために生きることは、
わがままではありません。
整備不良の車両は、
誰も助けられない。
自分のために整備され、
自分のために走る存在だけが、
結果として他者の役にも立てる。
これが、
自己犠牲に対するSatsuki式の最終回答です。
1/2 四捨五入すれば 1
「1/2 四捨五入すれば 1」
存在しない残りの半分を、
あたかもあるように定義されるという、
強引で理不尽な状態
作中にはそんな強引で理不尽な状態が、
10以上の意味で主人公を取り巻きます。
存在しない残りの『1/2』を補おうとする、
存在するものとみなされる、
存在するものと見せかける状態。
そのうちの一つの意味が、
論理と感情が引き裂かれ、
どちらかしか許されなかった私たち。
しかし、
- 論理で自分を守り
- 感情で自分を動かす
この二つを統合できたとき、
私たちはようやく「1」になります。
そのうち、きっと晴れてくる
今はまだ、
- 解凍の途中かもしれない
- 自分の「好き」が曖昧かもしれない
それでも、
論理という設計図を手放さなければ、
迷子にはなりません。
正しい構造で再構築されたOSは、
必ず前に進みます。
道に迷ったら、
いつでもここに戻ってきてください。
設計図は、ここにあります。
フェーズ3への道
ここまでで、
あなたは「壊れた状態」からは、もう抜けています。
感情が怖かった理由
何も感じなかった理由
止まれなかった構造
それらはすべて、
あなたが弱かったからではなく、
そう動くように設計されていただけだと分かったはずです。
フェーズ2の役割は、
感情を取り戻すことではありません。
感情を“安全に扱える状態”まで戻すことでした。
そして今、
多くの人がここで立ち止まります。
「じゃあ、この先どう生きればいいのか」
「何を基準に選べばいいのか」
「また間違えたらどうするのか」
それは、自然な疑問です。
でも――
その答えは、もう“回復”の中にはありません。
ここから先は、
治す段階ではなく、
人生を壊さずに選び続けるための設計の話になります。
▶ 回復のその先へ
── 思考バグフィックス・フェーズ3の入り口
※
フェーズ3は、このブログの延長線上には書いていません。
理由と、次の読み先は、上のページにまとめています。

