「運動は効果的」は嘘ではないが、初期に使うと“毒”になる――システム安定化タイミングの見極め方

フェーズ1.5:リソース管理と燃費改善

よく言われるアドバイスという名の負荷コード

システムエラーが発生した人は、
ほぼ確実に一度はこう言われます。

  • 「うつ病には運動がいいらしいよ」
  • 「散歩すると回復が早いって聞いたよ」

SNSを見れば、

「運動して、バナナ食べてれば回復する」

という万能コードまで流れてきます。

システムユーザーとしては当然です。
一刻も早く安定したい。
だから「良さそうなもの」は、全部入れたくなる。

しかも――
・善意から出た言葉
・調べると“効果がある”という情報も出てくる

条件は揃っています。

私は、それを信じて実行しました。
結果、システムは悪化しました。

なぜ「運動は効果的」と言われるのか(理論上の話)

先に断っておきます。
この言葉自体は完全な嘘ではありません

運動によって、

  • システム安定に寄与する物質の分泌
  • 中枢の再構築を助ける反応
  • ストレス反応の抑制

などが起こる、というデータは確かにあります。

ここだけ切り取れば、
「運動は回復に良い」は正しい。

問題は“いつ使うか”です。

私が撃沈した理由:初期に使うと過剰負荷になる

結論から言います。

初期段階での運動は、
回復コードではなく“負荷増幅コード”になることがある

私の場合、完全にタイミングを誤りました。

強制停止から半年まで:運動どころではない期間

強制停止直後の私は、

  • ベッド
  • ソファ
  • トイレ

この往復で限界。

「散歩」どころか
生きているだけでエネルギー赤字です。

2か月目あたりで、
妻と買い物に行ける日が出てきましたが――

  • 1回外出 → 3日寝込む
  • 散歩(月1〜2回)=30分のサバイバル

この時点で、
外出そのものが十分すぎる運動でした。

半年後以降:回復しているようで、まだ脆い

半年ほど経つと、

  • 調子の良い日に1時間散歩
  • ただしその後3〜4日ダウン

これでも「回復している」と思っていました。
だから「運動は良い」という言葉を信じ続けた。

結果、

  • できない自分を責める
  • さらに消耗する

という二次負荷ループが発生しました。

この違和感の正体:骨折モデルで考える

私は途中で気づきました。

これは――
骨折と同じ構造だと。

骨折前

  • 運動は予防になる
  • 筋力は守ってくれる

OK

骨折後

  • ギプス中に「歩け」は言わない
  • 無理に動かせば治りが遅れる

当然

システムエラー後の脳は、
“疲労骨折状態”に近い。

折れている最中に
「運動がいいよ」と言われている構図です。

運動の“正しい出番”はここから

骨がつながった後、
少しずつ負荷をかけることで
前より強くなる。

システムも同じです。

  • 安定化
  • 出力の回復
  • 余力の発生

この条件が揃って初めて
運動は“回復コード”になります。

見極めを誤ると起きること

私が実際に起こしたミスです。

  • できない
  • 落ち込む
  • 「自分はダメだ」という評価が入る

これは
運動失敗ではなく、タイミング設計ミスです。

そして現在:ようやく運動フェーズへ

闘病開始から3年。

  • 毎日少し外出できる
  • 新しい安定化コードの導入
  • 出力が一時的に上がった

その結果、
10分のエアロバイクから再起動しています。

ただし、

  • 稼働時間は約10時間
  • 18時でエネルギー切れ

昔の出力に戻った“気がする”だけで、
耐久力はまだ育っていない

だから今は、
「出力 × 稼働時間」を
ゆっくり一致させる訓練中です。

結論:この一文を忘れないでほしい

「運動は効果的」
ただし
「使うタイミングを間違えると毒になる」

もし本当に
どんな状態でも運動が有効なら、
クリニックにジムが併設されているはずです。

私は、
運動が「義務」や「焦り」になる前に、
適切なタイミングで使うための設計
これからも伝えていきます。